銀行預金 vs MRF・MMF
ここでは、ネットバンクにおける銀行預金と証券会社が投資家向けに銀行預金の代わりとして提供しているMRFやMMFといった商品について、そのリスクや金利(分配金)について徹底的に比較していきます。
MRF・MMFと普通預金・定期預金はどっちがお得?
MRFやMMFという投資商品をご存知でしょうか?投資信託の一種なのですが、それぞれ極めて短期の債券等に投資をしており、原則として元本が割れないように設計されている投資信託です。証券会社の多くでは、MRFを預金代わりに株式の買い付け等に利用できるようになっており、預金と同じように金利(正確には分配金)を受けとることができます。
・MRFとは(投資信託入門)
MRF(マネーリザーブドファンド)とは、公社債投資信託の一種で、超短期の債券で運用されている投資信託です。証券会社において「普通預金」と同じような扱い方をされう商品です。ただし、投資信託である以上は元本割れのリスクはあるもの、過去MRFが元本割れを起こしたことはありません。
・MMFとは(投資信託入門)
MMF(マネーマネジメントファンド)とは、中期国債ファンドに変わって、証券会社が主力として販売している公社債投信一つ。MRFと比べてやや長期の債券を売買する投資信託ですが、基本的にはかなり短期の債券(社債やCP)で運用されるので元本割れのリスクは極めて低い投資信託です。購入から30日以内の解約はペナルティとして信託財産留保額が必要になりますが、それ以後は無条件で引き出すことができます。
ここでは、銀行における普通預金や定期預金などと比較して証券会社のMRF・MMFにどのような違いあるがあるのかを徹底的に比較していきます。
基本的には、普通預金=MRF、定期預金=MMFが商品的に近いため、それぞれを比較します。
商品名 |
普通預金 |
MRF |
| 預け入れ期間 | 制限なし | 制限なし |
| 元本保証 | 元本保証あり | 元本保証なし |
| 金利・分配金 | 0.04% | 0.098% |
| 金融機関が破綻した場合 | 銀行が破綻した場合、1000万円分までは元本・利息共に預金保険機構により保護されます。 | 証券自体は分別管理の対象ですので、保護されます。 |
| 金利・分配金に対する税金 | 源泉分離課税(20%) | 源泉分離課税(20%) |
商品名 |
定期預金 |
MMF |
| 預け入れ期間 | 期間内の解約は原則不可。解約する場合は、ペナルティ金利が適用され、下記金利よりもうけ取れる金利は小さくなります。 | 1ヶ月間の間は解約できませんが、以後はいつでも自由に解約可能です。 1ヵ月未満の解約には信託財産留保額が発生します。 |
| 元本保証 | 元本保証あり | 元本保証なし |
| 金利・分配金 | 0.07% | 0.145% |
| 金融機関が破綻した場合 | 銀行が破綻した場合、1000万円分までは元本・利息共に預金保険機構により保護されます。 | 証券自体は分別管理の対象ですので、保護されます。 |
| 金利・分配金に対する税金 | 源泉分離課税(20%) | 源泉分離課税(20%) |
金利は三菱東京UFJ銀行の普通預金金利・1ヵ月定期預金を参考。MRF・MMFについては野村證券において取り扱っているノムラMRF/ノムラMMFの税引き前分配金(H21年10月18日時点の実績)をベースとして算出
金利面ではMRF・MMFが有利!安全性では預金の勝ち
結果として大きな点は、金利(分配金)の点が挙げられます。銀行預金と比較してMRF・MMFの金利は「普通預金」対「MRF」ではおよそ2倍、「定期預金」対「MMF」でもおよそ2倍ほどの金利差があることになります。
一方で、元本保証の面でいうと、預金については銀行が保証する上、銀行が破綻したばあいでもペイオフの対象となりますので、1000万円までの元本とその利息部分は保護されていますが、MRF、MMFの場合は元本割れのリスクはあります。リスク自体は極めて小さいといますが、物事に絶対はありませんので、保証されてはいません。
以上からも、金利面だけを考えるならMMFやMRFが有利ですが、安全性を重視するなら銀行預金ということになります。
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